遊び方の流れ

2人が機長と副操縦士に分かれ、旅客機を目的の空港へ無事に着陸させることを目指します。毎ラウンドの初めに、2人はそれぞれ自分のサイコロを相手に見えないように振ります。そこからは交互に1個ずつ、操縦席のボードにあるマスへサイコロを置いていきます。置き場所は、機体の傾き、速度、フラップ、着陸装置、管制塔との交信などに分かれていて、置いた目によって飛行機の状態が変わります。

難しいのは、サイコロを置き始めたあとは、置く目について話し合えないことです。相手が何を置いたか、どこを空けたかを見て、相手の手元の目を想像しながら自分の1個を選びます。ラウンドが進むごとに高度が下がり、空港が近づきます。機体が大きく傾きすぎたり、速度が合わなかったり、ほかの飛行機と衝突したりすると失敗です。

ここが面白い

いちばんの魅力は、声に出さずに意思を通じ合わせる感覚です。「ここは任せた」という気持ちを、置くマスと残すマスで伝えるしかありません。うまく噛み合って最後の1個がぴたりと決まったときは、本当に2人で操縦していたような達成感があります。

サイコロの出目に左右されるとはいえ、悪い目をどこに捨てるか、良い目をどこまで温存するかという判断が積み重なるので、運だけで終わる感じはしません。目的地によって条件が変わり、難しいシナリオほど、2人の呼吸がそろわないと降りられなくなります。

初めて遊ぶときのコツ

  • 最初は基本の空港から始め、どの置き場所が何に効くかを2人で確かめましょう。
  • サイコロを振る前の相談の時間に、そのラウンドで何を優先するかを短く決めておくと迷いにくくなります。
  • 自分にしか置けないマスと、どちらでも置けるマスを意識すると、相手に任せる判断がしやすくなります。

こんな人・場面に向いている

夫婦や友人など、決まった2人で繰り返し遊びたい人にぴったりです。1回20分ほどなので、失敗してもすぐにもう一度挑戦できます。日本語版はすごろくやから出ていて、対象年齢は12歳以上です。2024年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。

仕組みとしては、2人で同じ目的を目指す協力プレイと、サイコロをマスに置いて効果を決めるダイスプレイスメントを組み合わせています。話せない中で気持ちを伝える点は、ハナビに通じるものがあります。